ふたりだけの特別な絆


そんなに気になることなのかな…。


今まで見たことのないような、悠哉さんの表情に戸惑ってしまった。


「えっと、翔琉くんは…私にとって大切な友達…です。すごく優しくて明るくて、一緒に遊んでいて楽しいと思える男の子でしたから…。なので、転校の話を聞いた時は驚きましたし、寂しさもありました…。転校が取り消しになったら…なんて、あの時は思ったりもしました…。」


一応、思ってたことをそのまま言葉にしたんだけど…。


ちゃんと…答えになってたかなぁ…。


チラチラと悠哉さんの表情を伺った。





「……そっか。」


少し間があった後、聞こえてきたのはポツリと呟く声。


悠哉さんの今まで強ばっていた表情は、フッと緩んでいた。


「なんか…色々と変なこと聞いて、ごめんな。」


気まずそうに言いながら、握っていた私の手を離した悠哉さん。


先に体を起こすと、クシャッと自分の頭を掻いた。