ふたりだけの特別な絆


なんだか…不機嫌そう。


質問されたことに対して、本当のことを話しただけなのに…。


首を傾げると、悠哉さんは再び口を開いた。


「寂しかった?」


「えっ?」


言葉の意味がよく分からずキョトンとしてしまった。


「アイツが転校する時、寂しい…って思った?行かないで欲しい…って思ったりした?」


「ゆ、悠哉さん…?」


また近付いてくる悠哉さんの顔。


眼差しの強さに圧倒されてしまった私は、なんとか距離をとろうと上半身を反らしたものの……


「あっ…」


それが見事に裏目に。


後ろに体重をかけすぎたせいで、私はソファーに倒れ込んでしまった。