「アイツと小さい頃に遊んでた…って言ってたけど、それって…毎日?どこで遊んでたの?」
「そ、それより…顔っ!顔が近過ぎです!!」
こんなに近距離で見つめられたら、翔琉くんのことを話すにも話せないよ…。
ドアップで視界に映り込む悠哉さんに耐え兼ねて、ギュッと目を瞑った。
「分かったよ。少し離れるから、目…開けて?」
そう言われた私は、間を置いてからゆっくりゆっくりと目を開けた。
「さっきの質問の答えを聞かせてくれる?」
ち、近い…。
悠哉さんの顔、それほど私から離れてないじゃん…。
大して変わらない距離感に心が悲鳴をあげた。
「まだ…顔が近いと思うんですけど…。」
「これ以上は限界だよ。そもそも俺たち、体が触れ合うぐらい傍に居るんだから、顔を離すのは無理があるって。」
それなら、体を離しましょうよ…。
ソファーも大きいんだし、スペースを有効に使って座るのが一番ですってば。
ポツポツと心の中で不満を零した。
「ほら、早く。」
悠哉さんは、空いている手を伸ばしてきて、私の髪にクルクルと指を絡ませる。
そして、その指を自分の口元に運ぶと、絡ませた髪に軽く口付けた。


