その後も帰りの車の中では、悠哉さんの隣にいる…という事実だけで、かなりドキドキ。
なんとか気を紛らわせようとして、車窓を流れていく景色を見たり、眠ろうと目を閉じたり…。
ソワソワしながら色々と試しているうちに、家に着いてしまった。
「お疲れさま、陽菜。」
「はい…。おっ、お疲れさまでした…。」
ぎこちない声で言葉を返すと、悠哉さんは車のエンジンを止めて、私の頭にポンと手をのせた。
「今日…陽菜と一緒で、すげぇ楽しかった…。ありがと。」
フワフワと頭を撫でられ、心拍数は一層速まる。
「こ、こちらこそ…ありがとうございました……。」
呟くようにお礼を言うと、悠哉さんは自分のシートベルトを外して私の耳元に顔を近付けた。
「また行こうな、二人で。」


