なんで悠哉さんのベッドの上で過ごさないといけないのかは、よく分からないけど…


さっきよりも、もっと甘い時間…なんて無理だよ、無理っ!


さっきだって、あんなにドキドキしたり、顔も火照るほど熱くなっちゃったのに、あれが一日中…続いたりしたら、身がもたないに決まってる。


ど、どうしよう…。


私の口からは、うーん…と唸り声が零れた。


「選択肢は二つ。どっちにする?」


「えっと…」


悠哉さんは顎に手を添えたまま、私に顔を傍に近付けてくる。


まるで、私の答えを急かしてるかのようだ。


「ほら、陽菜。どうする?」


吐息がかかるほどの距離になってしまい、じっくり考える余裕なんて無くなってしまった私。


口から飛び出した答えは…