悠哉さんからポンッと飛んできた言葉。
こ、これは…チャンス!!
私は顔を上げると、手を離して欲しい…と言わんばかりにコクコクと頷いた。
「ふーん。でも、俺は離す気ないけどな。」
「へ??」
なっ…何よそれっ!?
それなら、わざわざ期待をもたせるような質問しないでよっ!
本当に意地悪!!
めいいっぱい頬を膨らませて苛ついていると、悠哉さんはフッと笑った。
「そんなに怒るなよ。頬、破裂しそうな勢いじゃん。」
プニプニと指で突かれた私は、慌てて頬をすぼめる。
「な、何やってるんですか!もうっ…!!」
プイッと視線を逸らすと、不意に悠哉さんの手を握る力が強くなった。
「もしかしたら、陽菜の気を引きたい…って思ってるのかもしれないな…俺。」


