嬢王と夜王の偽装恋愛

「莉依菜?」

京夜さんが
あたしの顔を覗いた。


「あ、ごめんなさいっ・・・。」


「りいちゃん、調子悪いんじゃね?」

タクはあたしのことを
りいちゃんと
呼んでる。


「てめっ、華恋さんって呼べよ」


「ぁはは~すいません~」


「あたし、ちょっとお手洗い・・」

あたしは席を立った。


あたしが個室のトイレに
入ろうとしたら、
京夜さんが一緒に
入ってきた。


「ちょっ!?ここ、トイレですけど!」


「わかってるし!」

京夜さんはシーっと
指をたてた。