嬢王と夜王の偽装恋愛


あたしは負けない。

お姉ちゃんのために。


京夜さんのために・・・。



初めてあたしについた
お客さんだったのに・・・。


ショックだなぁ・・・。



あたしはキャストルームに
一旦戻った。



そしてメイクを整えて
ホールに出た。


「ご指名ありがとうございます。」


「・・・・・」


新規のお客さんかな・・?


「お隣失礼しますね。」


「・・・・」


無口な人なんだな。


あたしからがんばらなきゃ。