嬢王と夜王の偽装恋愛

「あぁ、待ってる」


誰にかけてんの?


まじわけわかんなよ?



そのまま沈黙が続いた。


15分後くらいに
チャイムが鳴った。

「え・・・・」


そこには、
この前の女の人。


本当にお姉さんなの?


「わりぃな、わざわざ」

「ほんとよ~あたし今から出勤なのに~」

出勤?

その身なりは、
確かに派手だ。


「アンタが、こいつの、女?」


アンタ?

こいつ?

「え・・・まぁ・・・・」

あたしはオーラに圧倒されてた。



「あたし、こいつの姉だよ」

「あ・・・はい」


「ほれ」


お姉さんは、免許書を見せてきた。


宮原 みゆき


宮原は、京介の苗字。


「ほんとだったんだ・・・」