嬢王と夜王の偽装恋愛

あたしはため息をついて、
座った。


「この手紙なんだよ」

「そのまんまだよ?」


「わけわかんねぇ」


「あたし見たよ?」


「は・・?」



「キレイな人と歩いてたじゃん?
そのとき、あたしに仕事にいるって言ってたよ?」


「あぁ・・・・」

心当たりあるんだね



「あたしとちびちゃん裏切ったんだよ?」


「待てよ。誤解だよ」



「言い訳なんて聞きたくない。
あの京介の笑顔はお客さんに見せるもの
じゃなかったもん・・・・」


「はぁ・・・」


京介はため息をついたあと

「あれは、姉貴だよ」


「・・・・はぁ?」



「まじだぜ?」


「そんな絶対言い訳じゃん」


「んじゃちょっと待てよ。」

そして京介は誰かに
電話し始めた。