嬢王と夜王の偽装恋愛

お客とったと
思われたかな?

でもそんなこと気に
してちゃダメ・・。

「松原さんありがとうございます」

「今日はデビューお祝いに、ドンペリ入れるよ」

「ほんとですかぁ~?★」

またボーイが叫んだ。


菜穂と美鈴が
なにかコソコソ目をあわしてた。



そして、松原さんとアフター行くことに
なった。

あたしは一回キャストルームに戻った。



「てめ~美姫さんの客
勝手にとってんじゃねーよ」

美鈴と菜穂がつめよってきた。

そして胸ぐらをつかまれた。

あたしは、無視してた。


こんな
情けないやつら
相手にするほうがバカ・・・。


「無視してんじゃねーよ!」

プチ

「うるせーんだよ」

あたしは、ついにキレてしまった。

「あ?」

「あたしは、この仕事まじで
してんだよ!てめーらみたいな
ハンパじゃねーんだよ!美姫さんの
客取っただ?それは客が決めるん
だろーがよ!もし取ったとしても、
そういう仕事だろ?あたしは、
ナンバーワンになれるんなら
客とでも寝てやるよ!!」




あ・・・・


言い過ぎちゃったかも・・・。

みんな口あんぐり


パチパチ

静かに拍手が聞こえた。