嬢王と夜王の偽装恋愛

あたしは、店長に呼ばれ
個室にいた。


「あのさ、莉衣菜ちゃん、源次名
決めてなかったでしょ?」


「あぁ・・・。」

「なんかある?」

「桃瀬 華恋・・・」

「桃瀬 華恋か・・・」

店長はふぅ~っと
言ってから

「わかった。」

そう言った。

「ありがとうございます」


あたしはキャストルームに戻った。


「あ、莉衣菜!源氏名どうなった?」

ゆいかがかけよってきた。

「あ、李桜、桃瀬 華恋」


「そっか!がんばろーね」

ゆいかは、笑った。

そして
あたしにドレスを渡してきた。