主と別れたクルトは

寂しそうに家に向かう道

を歩いていた。

アルはクルトの後ろを

歩きその後ろをメアと

ユルが歩いていた。

「クルト…我慢も必要だ」

「分かってる…」

「クロネコなのに
耳だけ白いな」

「包帯なんて巻くほど
じゃないのに巻いたのは
アルだろ」

「痛いだろ?」

「別に……」