《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

「はぁっ……がんばりますかぁ」




自分を励ますようにそう
言って、地下鉄を乗り継ぎ
会社に戻り……。




無造作にオフィスのドアを
開けて、あたしは思わず
ビクッとした。




「――瑞樹クン!? 

まだいたの!?」




そう。

てっきりもう誰もいないと
思ってた室内に、ポツンと
一人、瑞樹クンがいたから。




「おかえりー、莉央さん」



ヒラヒラと手を振り、
笑顔で出迎えてくれるけど――。



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