《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

ただ、あの頃は美冬が
自分のせいで作って
しまった借金をまず返す
ことに必死で。




我慢をさせるのもやむを
得ないと思い、そのままに
してしまったのだ。




「お互いちょっとずつ、
何かが足りなかった。

それだけだよ」




だから、今さら美冬だけが
謝る必要なんて何もない。




瑞樹は視線にそう思いを
込めて、美冬を見つめた。




美冬は思いつめた表情で
それを受け止めて、



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