《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

なぜって――

耳たぶにかかる熱い
吐息で、あたしの頭は
芯からしびれたみたいに
ジンジンし始めてたから。




「困ったセンパイだなー。

莉央さんに泣かれちゃ、
百戦錬磨の元ホストも
たちどころにヤラれ
ちゃうよ……?」





何言ってるのよ……。




そんなこと言う瑞樹クンの
方が、よっぽど困った
後輩じゃない――…。





これ以上彼の声を聞いて
たら、立ってられなくなりそう。



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