《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

「………っ。…………っ」




もう声らしい声も出なくて
しゃくりあげるしかないあたし。




もどかしそうな瑞樹クンの
声がしたのはその時だった。




「ホントに……ホントなの?

課長と――戻ったんじゃ
ないって」




いつの間にか、声がさっき
より近い所から聞こえる。




片目の涙をぬぐって少し
顔を上げると、瑞樹クンは
あたしのすぐそばまで
歩み寄って来てた。



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