《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

「ちょっ、莉央さん……!」




ものすごく唐突に名前を
呼ばれて、あたしはビクッ
と肩を震わせてしまった。




「え……な、なに……?」




さっきまで怒りに近い怖い
表情をしてた瑞樹クンが、
なぜか今は狼狽をあらわに
した顔をしてる。




一歩あたしへ歩み寄って
――でもやっぱり、戸惑う
ようにまた下がって。




普段の彼からは想像も
つかない困惑しきった
顔で、瑞樹クンは言った。



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