《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

だけどその声に、ようやく
瑞樹クンの目の色が変わる。




今までの取り繕った表情
から、ようやく本心が覗いた。

――そんなふうに見えた。




「おかしいのは……
莉央さんでしょ」




吐き出された声は低くて、
くぐもってて。



怒りとも悲しみとも
とれる、色んな感情が
混ざってる。




「……え? 

あたしが、おかしい――?」




そんな切り返しが来るとは
思ってもなくて、あたしは
おうむ返しにしたまま
言葉を失う。



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