瑞樹クンはそのコ達全員に、

『ありがとー、すごく嬉しい♪』

って、笑顔で話してるのに。




「……ね、瑞樹クン。

午後の広報との打ち合わせ
なんだけど……」




「――広報?

あ、それだったら任せるんで。

莉央さんの好きにどうぞ」




「え…………」





やっぱり、まただ。




あたしに対してだけ、
明らかに不自然な仏頂面。




態度も口調も、ロコツな
までにそっけない。



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