《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

十字架よりも重い、

解きたくても解けない、
最後の枷(かせ)だった。




「オレは知ってるよ。

莉央が、嘘が下手なこと。


不器用で純真で、寂しがりやで。

オレはやっぱり、そんな
お前が愛しいって思っちまう」




「ダメ………ダメ………!!

お願いよ、離して――!!」




「イヤだ―――…」






彼の唇が、あたしの唇を
ふさいだ時。




本能で覚えてる懐かしくて
甘い痺れが、あたしの体を
電流みたいに駆け抜けた。



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