《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

「な、何言って――…」




やっぱりひどい人だ、この人は。




今さらあたしにそんなこと
言って、なんになるって
いうのよ。




……なんにもならない。




あたし達の関係は
終わってるのに。




あなたを隣でサポートする
人は、別にいるじゃない。




それなのにまだ、どうして
そんなことを言うの――!?





「―――オレはな、莉央」




課長の声にかすかに緊張の
色が混じったのに、
あたしは敏感に気づいた。


――気づいてしまった。



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