「………わかりました」




あたしが低い声で返事
したのを聞き届けて、
課長も足早に部屋を出ていく。




残ったのは暗い顔した
あたしと、それとは反対に
緊張した様子もなく、ニコ
ニコほほ笑んでる新人クン。




(はぁっ……ここで沈んで
ても仕方ないかぁ……)




とりあえず、あたしは
マジでこの新人をお世話
することになっちゃった
みたいだから。



_