《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

その当時の感情を思い
出したのか、瑞樹クンの
顔が悲しそうにゆがむ。




あたしもキュッと胸が
しめつけられた。




「オレに打ち明けてくれた
のは、返済しきれない
くらい借金が増えた後だった。

……ショックだったよ。

彼女がそんなに悩んでる
ことにも気づかないで、
平気でからかってた自分が
サイテーだって思った」




「――だから、代わりに
自分がその借金を返そう
って思ったの?」



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