《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

「オレはそんなの全然気に
してなかったんだけど、
軽い冗談のつもりで、時々
からかったりしてた。

彼女は怒った顔してすねる
だけだったし、気にも
止めてなかったんだ」




そこで瑞樹クンは一度
言葉を切って、あたしの
方を見た。



そして再び、




「だけど実は――そいつ、
オレが思ってる以上に
そのこと気にしてたんだ。

ハタチになって少しした頃
怪しいセールスにつかまってさ。

美顔器だ化粧品だって、
バカ高い商品山のように
売りつけられて、ローン
組みまくって……」



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