《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

そんな言葉は、ただの強がり。





そうだよ。――あたしは
まだ、ふっ切れてない。



あたしは今でも、
課長のことを……。





――だけどやっぱりそれを
口に出すのはためらわれた
から、あたしは黙ってた。




瑞樹クンはあたしの
気持ちを察してくれた
のか、それ以上は答えを
求めてこない。




その代わり彼は、吐息が
触れるくらいあたしの
耳元に唇を寄せて、こう囁いた。



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