《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

瑞樹クンはどこか神秘的な
光をたたえた瞳で、話を続ける。




「まだ好きなんじゃない?

課長のこと。

だからなかなか、
ふっ切れない――」




「……そんな……こと……」




ようやく声に出せたのに、
結局また語尾は途切れて
しまった。




――『そんなことないよ』。




そう言おうと思ったのに、
言えなくて。




そう……あたし自身、もう
とっくに気づいてるからだ。



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