《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

あたしは曖昧に笑って
そう答える。





―――その時。




頬をかすめるように
フワッと、ささやかな
風が起こった。




ハッとした次の瞬間……
思いがけない状況に、
あたしは心臓が止まり
そうなくらい驚く。





……風を起こしたのは、
瑞樹クンの掌。




そのヒンヤリと冷たい
指先が、そっと……
あたしの頬に触れてて――…。




「みみ、瑞樹ク――!?」



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