《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜

あたしもそんなふうに、
正面から胸を張れたら――…。





(……やめよう。

こんなこと考えたって、
なんの意味もないよ)




あたしの過去は、
消せないんだから。




無意識のうちにプルプルと
頭を振ってたあたしは、
ふと、すぐそばに人の
気配が強くなったのを
感じて顔をあげた。



――ある程度距離をあけて
隣に座ってたはずの瑞樹
クンが、いつの間にか
すごく近くにいてドキッとする。



_