携帯電話

授業はつまらなかった。

何だか時間がたつのが遅い。

ゆったりと流れていく。

めいは雲をじっくりと眺めていたが雲が止まっているように見えた。

それは不思議な感覚だった。

自分一人がそこに止まっていて周りの人たちが忙しなく動いているように思えてきた。

その空間が居心地がよくその場にずっと居たくなった。

チャイムがなりいきなり時間が動いたかの様に雲が動きだした。

「私疲れているのかなぁ?」