「そう言われると誘った甲斐があったよ」
私の視線に気づいたのか、
峰さんも私の方を向いてきた。
目が合う。
見つめ合う。
恥ずかしすぎて視線を逸らす為に俯いた。
心拍数もそろそろやばいし、
発作なんてごめんだもん。
「私は…」
「んっ?」
「私は、峰さんみたいな親切な方がいて、ほんとに嬉しいです。
同情…?
ていうか…こうやって誘ってくれるのも嬉しいし…
私には家族がいないと同然。
「心配している」そんなの口だけだし
入院費とかも、親は少ししか払ってくれなくて、入院費の大半はおじいちゃんとおばあちゃんが払っててくれて
おじいちゃんとおばあちゃんは働いてないのに
すごい申し訳なくて…
私には友達も仲良くしてくれる人もいません。
私が病気になってからみんな離れて行きました。
だから…
峰さんみたいな人がいてとてつもなく嬉しいです」

