心拍数071






「そう言われると誘った甲斐があったよ」




私の視線に気づいたのか、


峰さんも私の方を向いてきた。


目が合う。

見つめ合う。




恥ずかしすぎて視線を逸らす為に俯いた。





心拍数もそろそろやばいし、


発作なんてごめんだもん。





「私は…」



「んっ?」











「私は、峰さんみたいな親切な方がいて、ほんとに嬉しいです。

同情…?

ていうか…こうやって誘ってくれるのも嬉しいし…

私には家族がいないと同然。

「心配している」そんなの口だけだし

入院費とかも、親は少ししか払ってくれなくて、入院費の大半はおじいちゃんとおばあちゃんが払っててくれて

おじいちゃんとおばあちゃんは働いてないのに

すごい申し訳なくて…

私には友達も仲良くしてくれる人もいません。

私が病気になってからみんな離れて行きました。

だから…

峰さんみたいな人がいてとてつもなく嬉しいです」