「ご、ごめんなさい」


「謝るなよ。俺も急に声かけちゃったし。びっくりして当たり前だよな。」


と、冬夜は私の頭をクシャクシャとした。


(冬夜って優しいなぁ///)


「先生。どうしたんですか?」

「先生じゃないでしょ?!今は二人なんだし。」

「うん。そうだったね。」

私は少し照れながら答えた。


「で、どうして冬夜がここにいるの?」

「どうしてって、帰ろうとしたら、未来が見えたから、声かけちゃって、追いかけてきちゃった。」

と、笑顔で言われた。

(その笑顔、、、可愛いんですけど。)

無邪気で子供みたいな笑顔。

見た目はクールぽくて、大人なイメージの人。

そのギャップがすごい

私と冬夜は、話しながら歩いていた。

その時、あの時の事を思い出した。

撮影現場に行った時の冬夜の言葉、、、


[冬夜君、その子彼女?]

[はい。そんなとこです。]


(彼女だなんて、、、冗談だとおもうけど、ちょっと聞いてみようかなァ?)


「ねぇ、冬夜。ちょっと聞いていい?」


「うん。いいよ。」

(わかってる。冗談だって事ぐらい。でも聞くだけいいよね。)

「あのね、撮影現場に連れて行ってもらった時、冬夜カメラマンの人と話してたでしょ?私の事彼女かって!」

「うん。話してた。」