あたしの眼が

あなただけを映していても



あたしの耳が

あなたの声だけを拾っていても



あたしの心に

あなたとの想い出が刻まれていても



あたしの体に

あなただけの温もりが残っていても



その声が



あたしじゃない人の名前を呼ぶ