微睡んだ視界で 世界を捉えた

「宛もなく過ぎて行く日々に、取り残されたほうがいい」

そう呟いた私の央を 何度も何度も弄る指

それはまるで

罰のように残酷で 罪のように甘美






あの瞬間 溢れたのは涙ではなく 喘ぎ

懇願したのは

終わりではなく 果てだった






歪んでいたのは 私の方だったみたい