何も言わないことが 優しさだと思ってるあなたは
空元気の作り笑顔をあたしに向けた
あの瞬間 もう一緒には居られないのだと思い知った
身を退いたのは 愛とか恋とか そんな次元の感情じゃない
あなたが諦めたものや 耐えてきたこと
大切に守ってきたものや 人知れず流した涙
犠牲にしてきたものの多さを
誰よりも傍で ずっと見てきたから
終わらないで こんなことで
終わらないで こんなとこで
自分で選んだその道が 望んだ未来を遠ざけていても
一度は掴んだその夢が 指の間をすり抜けて行っても
まだまだ これからでしょう
一生を賭けたあなたの決意は
こんなもんじゃないでしょう
まだ 何も始まってないでしょう
何も始まっていないのに
終わり方なんて知らなくていい
終わりなんて知らなくていい
始まりだけ 知っていればいい
