私達は ふたりでひとりだった



怯える夜に耳を塞いで

聴くのは互いの鼓動だけ

震える朝に瞼を閉じて

映すのは互いの涙だけ

苦痛だらけの毎日に

声を潜めて

誓うのは 互いの愛だけ



その鼓動を守るためなら その涙を拭うためなら

この恋を貫くためなら どんなことでも出来た



他の誰を傷つけても 何を失っても

家族も 友達も

自分でさえも 捨てられた