零れ落ちるあの人の涙を拭うことが

私にはどうしても出来なかった



傷つかずに生きていく術なら

掃いて捨てるほど持っているのに

誰も傷つけずに生きていくことは 出来ない



私はこの先

何度 誰かを傷つけては自分を守るんだろう

誰かの想いを拒んでは 自分の想いを貫くんだろう

何度こんなことを繰返して

いつまでこんなことを続ければ






あなたに

辿り着けるんだろう