私が頷くと、優ちゃんは大きなため息をつく 「てことは何?紗弥加は小島君の顔が好きなの?」 私が小島君の事を好きになったのは、入学式 顔を見た一瞬で、恋に落ちた 彼の友達が小島ーっと呼んだ事から名前がわかり、頭の中でよく妄想を繰り広げていた 1年の頃は違うクラスで、廊下ですれ違うたびにドキドキしてただけなのだけれど 今年、2年になり、同じクラスになって、夢じゃないかと何度もほっぺたをつねったのを覚えてる 要するに、一目惚れ