あれから家に帰っても泣き続けた。


そうして決めたんだ。

付き合ってもらえるだけいいと考えよう。
見てもらえるだけいいとしよう。
って。


翔はモテる。

付き合えた事が奇跡だ。



だから
せめて終わりを告げられる時まで。

離れる時まで気づかないふりをしていようと。