はぁはぁと、息を切らしながら瑠奈の元に着いた。

愛が言っていたとおり、せっせとパンジーを植え変えている。

「あ、理人ー。どしたのー?」

「んー?手伝ってやろーかなって。」

「本当に!?ありがとーwwたまには優しいのねーーー。」

「たまにはよけいだし。」

えへへ、と瑠奈は笑った。

なんで、こいつはこんなに可愛いんだろうか。

「・・な、なぁ・・お前って彼氏とか、どーなの?」

気が付いたら、そんなことを口走っていた。

「えーなによ、突然。そんなの、見てのとおりいないでしょ?」

「知ってるけど。欲しいのって聞いてんだよ。」

何を言わせたいんだよ、俺は。

「いや、ほしーのはほしーけど・・。そんなの欲しいからってできるわけじゃないしね。」

「・・・・・・・・・俺は?」

「へ?」