引っ張られてついたのは 非常階段 「で、どしたの」 やっぱちょっとめんどくさそうな夏輝くん 「や、あ、の… 昨日の…思い出して…」 めんどくさいて 思われたかなあ 「全然… 吹っ切れてねぇじゃん」 だって… 「本間に…、 好きやったんやもん……」 初めて付き合った人で、 3年も続いたん 「那緒、」 軽く頭を夏輝くんの頭に 押し付けられる そこで、また いっぱい泣いた