・・・


「奈々の夢はねー、ケーキ屋さん。」

「藍はー、お花屋さん。健ちゃんは?」

「俺は、消防士~!!」

「かっこいいいねー。あ、晶ちゃんは?」

「え…?」

「ねーねー。」

「あの…」

「だーかーらー、将来の夢は?」

(将来の夢…。そんなもの私には無いよ。)

「え、えーっと…、お嫁…さん…かな…?」

「わぁー!!可愛い~!!」

「うんっ!!晶ちゃんなら絶対、良いお嫁さんになるよ~」

私が咄嗟に思いついた事を言ったら以外にウケた。

(よかったー。)

思わずホッとした。

だが、その後の言葉によって、

笑いが消え去った。