「こども欲しいなぁ」
「あたしも~」
「樹衣はまず高校卒業したら俺の嫁になるんやで?」
「はーいっ」

最近は将来のことを考えるようになった。

あたしの夢は、薬剤師になること。
誠也の夢は、体育の先生になること。
お互い夢に向かって日々努力中。


「お前ほんまに大阪来てやぁ?」
「行くよ~」
「一緒に暮らそうな」
「うんっ」
「こどもは…男2人産んでなっ」
え、男ですかっ?
「あたし女の子がいい」
「男の方がいいやん」
「じゃあ、女の子1人、男の子1人にしよっ」
「それでいいわ」


誠也は気持ちを素直に伝えてくれる。
「夢を叶えるまえに俺の嫁になれ」とか…。
言ってることは重いけど、嬉しいんだ。


誠也、あたしたち絶対パパとママになろうね。