「そこのカーテン開けて?」

あたしは真っ白なカーテンを開ける。
外は綺麗な茜色だった。

「すごい……綺麗…初めて見た。。」


「僕も見たことないよ。こんなに綺麗な空。」

「え?毎日見てると思ってたよ。」

「いつもここのカーテン閉めてたしね。開けるのは昼の空気の入れ換えのときぐらいだし。」

そういえば南南沙くんはいつからここにいるんだろう

「ねぇ、南南沙くんっていつか…


そのとき、あたしの頭が真っ白になり、視界がぼやけていった。

そして、意識を手放した。