「俺はお前に挫折を味わってもらいたかった」 淡々と言う。 「俺はお前が傷ついてズタズタになればそれでよかった」 でも―…と続ける。 「俺は美羽と喧嘩したい。全部美羽は聞かなきゃならないよ。あの日のことを」 あの日 美羽が逃げ続けてきたあの日のこと。 玲奈が襲われた日。