「早くごはん食べちゃって!!」

「はーい」

リビングに向かうと、お母さんと、お兄ちゃんが、いた。

「もう、お父さん行ったの?」

「今日は、早いんだってさ。奈由、紗優早く食べちゃって!!」

『はーい』

イスに座ると、トーストを手に取り、食べ始めた。

「行ってくる」

「忘れ物ない?」

「大丈夫、行ってくるなぁ~」

そう言って、お兄ちゃんは、言ってしまった。

「私達も早くしないと……」

「わかってるよ、奈由」

そんな事を言ってるとチャイムがなった。