机の上に乗っかった、繋がった手と手。 節ばった指と、丸い爪。 「友達だったときのノリが良いんなら、好きなんて言わねえから!」 有斗はこれでもかと力強く、でも不安そうな顔をして言った。 怒ってるようにも、泣き出しそうにも聞こえた。諭すように優しくも聞こえた。 「なんで、ひとつで考えんの?」 ひとつ? 言葉の意図を掴めずにうつむいたら、世界の音が全部いつもよりも大きく、重たく聞こえた。 そんな空気を、有斗が消し飛ばす。 「俺とちゆき、ふたりだろ!」