Rainy Days




『今日の…匡人…変』


俺に背中をあずけ、腰に腕を回された凪がボソッと呟く


「あ?」


『やっ…なんか…しつこいって言うか…ねちっこいって言うか…』


凪はシーツにくるまって小さくなった


お前の語彙力疑うぞ?


「情熱的って言うんだよ。覚えとけ」


凪は益々縮こまってシーツで顔を隠した


『もうっ!!やだっ…!!』


恥ずかしそうに顔を赤くする凪


「隠すな」


もうなにかを隠されるのはたくさんだ


俺はシーツを剥ぎ取りこちらを向かせた


凪はむうっとむくれていた