Rainy Days

『み…ないでっ!!』


感じてる自分を悔しがる顔に欲望を掻き立てられる


息は荒くて頬が上気して赤い…


もっと…


……壊したい――…




凪の髪が乱れるのもかまわず手を差し込んで唇を貪る


こうなったら理性なんて関係ない


あるのは本能


凪が欲しい


満たされたいって本能だけだ


『…はっ…匡人っ…!!』


息継ぎの合間に聞こえる凪の声に促され､更に服を脱がす


「欲しいか？」


自分も余裕がないのに聞いてしまうのは俺の性格が悪いからか？


『っ…欲しいっ…』


凪は背中に回した手でシャツをグッと掴んだ