それは私がクラスの男子を手当てしてる姿が写った写真だった。

「ねぇ…

この男誰?」

侑真はあたしが今まで見たことないくらい怖い顔をしていた。

「ねぇ。
誰?」

「そ…それは
クラスの早見君だよ…。」

「へぇ。

なんで美月が手当てしてるの?」

「私保健委員だから…。」

「もう一人いるはずでしょ?」

侑真がおかしい。

「私が当番だったから…。」